『梨泰院クラス』の舞台へ!感動が蘇る聖地巡礼ロケ地【完全ガイド】

『梨泰院クラス』は、私にとって単なるドラマではありません。信念を貫き通す男、パク・セロイの生き様と、彼が夢を叶えた街、梨泰院(イテウォン)の物語です。多様な文化が混じり合うこの街は、まさにドラマのもう一人の主人公と言えます。

私がこの聖地巡礼ガイドを書く理由は、皆さんにドラマの感動を再燃させ、物語の核心に触れる旅を体験してほしいからです。セロイが駆け上がった梨泰院の坂道を自らの足で登ることで、彼の不屈の精神を肌で感じられます。このガイドが、あなたの旅を最高のものにするコンパスになります。

タップできる目次

梨泰院の主要ロケ地|セロイとイソの足跡を辿る

聖地巡礼の心臓部と言えるのが、緑莎坪(ノクサピョン)と解放村(ヘバンチョン)エリアです。ドラマの最も象徴的で感情的なシーンの多くが、この場所に凝縮されています。セロイの夢の始まりから新たな挑戦まで、物語の核となる場所を巡ります。

緑莎坪陸橋|夢と決意を誓った場所

この陸橋は、物語全体の地理的・感情的な中心地です。パク・セロイが何度も一人で立ち、梨泰院の街並みとNソウルタワーを眺めながら野望を固めた場所であり、イソとの運命的な会話が交わされた場所でもあります。

巡礼をここから始めることは、ドラマの始まりの精神に触れる儀式と言えるでしょう。特に、Nソウルタワーが美しくライトアップされる夕暮れ時から夜にかけての訪問は、ドラマの雰囲気を最も色濃く感じられます。

情報詳細
名称緑莎坪歩道橋 (녹사평보도육교)
住所서울 용산구 녹사평대로 195
最寄り駅地下鉄6号線 緑莎坪駅 3番出口すぐ

初代タンバム|伝説が始まった原点

緑莎坪陸橋から坂を少し登ると、パク・セロイの夢が初めて形になった初代「タンバム」のロケ地にたどり着きます。ファンにとっては、全ての伝説が始まった特別な場所です。

現在は「ソウルバム (서울밤)」という名前の居酒屋として営業しています。外観はドラマ当時の面影を色濃く残しており、壁にはかつての「단밤 (タンバム)」の看板の跡がうっすらと確認できます。

情報詳細
名称ソウルバム (서울밤)
住所서울 용산구 녹사평대로40길 57
営業時間19:00~早朝
巡礼ポイント店のすぐ左隣にあるGS25の外壁に、パク・ソジュンとクォン・ナラのサインが飾られています。

2代目タンバム|絶景のルーフトップ

チャン会長の妨害によって移転を余儀なくされた2代目のタンバムは、解放村(ヘバンチョン)の丘の上にあります。ここは、私が訪れた際に最も感動した場所の一つです。

ドラマ撮影時は「Oriole (オリオール)」という店名でしたが、現在は「URBAN CLIFF (어반클리프)」として営業しています。この店の最大の魅力は、ソウルの街並みを一望できる圧巻のルーフトップテラスです。セロイたちが見たであろう景色を共有できます。

情報詳細
名称URBAN CLIFF (어반클리프)
住所서울 용산구 신흥로20길 43
アクセス急な坂の上にあるため、麓からマウルバス(龍山02番など)かタクシーの利用を強く推奨します。
巡礼ポイントお店の目の前にある木製の階段も、ドラマに頻繁に登場した絶好の写真撮影スポットです。

物語を彩る重要スポット|梨泰院とその周辺

緑莎坪や解放村だけでなく、物語の深みを増した重要なロケ地は梨泰院周辺やソウル市内に点在します。少し足を延ばして、セロイの戦いの軌跡をさらに深く追いかけましょう。

南山白凡広場公園|告白と密会の城壁

ソウルの中心にありながら、歴史と自然を感じられるこの公園は、物語の転換点となるシーンで使われました。セロイがジョギングしていた城壁沿いの道であり、チャンガのカン理事と密会を重ねた場所です。

何よりも、最終話でセロイとイソがロマンチックな初キスを交わした場所として、ファンの記憶に深く刻まれています。次に紹介するチャンガ本社ビルと合わせて訪れるのが効率的です。

情報詳細
名称南山白凡広場公園 (남산백범광장공원)
住所서울 중구 남대문로5가 825
最寄り駅地下鉄4号線 会賢駅

チャンガ本社|権力の象徴

セロイの宿敵、チャン・デヒ会長が支配する巨大企業チャンガ。その権威の象徴として何度も登場した威圧的な高層ビルは、明洞エリアにあります。

ロケ地となったのは「ステートタワー南山」という実際のオフィスビルです。ドラマでおなじみの角度から見上げて、そのスケールを体感してみてください。

情報詳細
名称ステートタワー南山 (스테이트타워 남산)
住所서울 중구 퇴계로 100
最寄り駅地下鉄4号線 明洞駅/会賢駅

原作者の店「クルバム」|タンバムの聖地

『梨泰院クラス』の物語の源流に触れたいなら、この場所は必見です。「クルバム (꿀밤)」は、原作ウェブトゥーンの作家チョ・グァンジン氏が経営する居酒屋で、「タンバム」の精神的なモデルと言われています。

店名は「甘い夜」を意味し、ドラマでおなじみの「HONEY NIGHT」のネオンサインも輝いています。店内には原作のイラストが飾られており、巡礼の締めくくりに最高の体験ができます。

情報詳細
名称クルバム (꿀밤)
住所서울 용산구 우사단로14길 3 2층
最寄り駅地下鉄6号線 梨泰院駅

聖地巡礼を成功させるための実践ガイド

忘れられない聖地巡礼を実現するためには、事前の計画が重要です。ドラマの放送から時間が経ち、店の名前が変わるなどの変化もあります。この情報を元に、あなたの旅を最大限に楽しむためのプランを立てましょう。

おすすめの巡礼モデルコース

あなたの滞在日数や目的に合わせて、最適なコースを選びましょう。私がおすすめするプランを2つ紹介します。

プラン名主な訪問エリア概要
1日弾丸ハイライトコース緑莎坪、解放村、梨泰院巡礼の核心である緑莎坪陸橋からスタートし、初代・2代目タンバムを巡り、原作者の店クルバムで締めくくる凝縮コースです。
2日間完全没入コース梨泰院全域、南山、明洞1日目はハイライトコースを巡り、2日目は南山公園、チャンガ本社などへ足を延ばし、物語のスケールを体感できるコースです。

巡礼に役立つ必須ツールと注意点

快適で安全な旅のために、いくつか準備しておくと良いことがあります。特に梨泰院エリアは坂が多いため、しっかりとした準備が旅の満足度を左右します。

  • ナビゲーションアプリ韓国国内の移動には「Naverマップ」が最も正確で詳細です。事前にダウンロードしておくことを強く推奨します。
  • 歩きやすい靴梨泰院エリアは急な坂道や階段が非常に多いです。デザイン性よりも機能性を重視した、快適なスニーカーなどが必須です。
  • 交通手段地下鉄やバスで便利な交通系ICカード「T-money」は必ず準備しましょう。2代目タンバム(URBAN CLIFF)のように駅から遠い場所へは、無理せずタクシーを利用するのが賢明です。
  • 巡礼のエチケットロケ地には一般の住民が暮らすエリアも含まれます。特にグンスが住んでいたゲストハウス周辺は住宅街なので、静かに行動しましょう。営業中の店舗では、一人の客としてマナーを守り、感謝の気持ちを持って接することが大切です。

まとめ

『梨泰院クラス』の聖地巡礼は、単にドラマの撮影場所を訪れるだけの旅ではありません。それは、パク・セロイが示した「信念と気骨」というテーマを、自らの足で、心で、再確認する旅です。彼が梨泰院の街を見下ろした陸橋に立ち、彼が夢を語った店先を訪れることで、ドラマが伝えたかったメッセージがより深く胸に響きます。このガイドが、あなたの旅を特別なものにする一助となれば幸いです。ソウルの街角で、あなた自身の物語の新たな一ページを刻んでください。

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