2026年現在、韓国旅行の準備を進める中で「K-ETAは免除されているから申請しなくていい」と考えている人が多いはずです。私が断言しますが、この判断は半分正解で半分間違いと言わざるを得ません。
実は、2026年から始まった新しい入国ルールの下では、K-ETAを持っていることが快適な旅の鍵を握っています。今回は、あえてK-ETAを取得することで得られる知られざるメリットについて、私が徹底的に解説します。
2026年の韓国渡航ルールとK-ETA免除の現状

韓国政府は観光客誘致のために、日本を含む一部の国に対してK-ETA(電子渡航認証)の一時免除措置をとっています。ここでは、現在の免除状況と並行して始まった新しい義務について詳しく見ていきましょう。
日本人は2026年末までK-ETA免除が継続中
本来であれば韓国に入国するすべての外国人に義務付けられていたK-ETAですが、日本人観光客は特別な措置を受けています。私が確認した最新情報では、この免除期間は当初の予定よりも大幅に延長されました。
免除対象国と期間の詳細
日本を含む22カ国・地域の旅行者は、2026年12月31日までK-ETAなしで韓国行きの飛行機に搭乗できます。この措置は「2023-2024韓国訪問の年」から始まりましたが、インバウンド需要の回復を目指して期間が延ばされました。
| 対象地域 | 主な国・地域 |
|---|---|
| アジア | 日本、台湾、香港、シンガポール、マカオ |
| 北米 | アメリカ、カナダ |
| 欧州 | イギリス、フランス、ドイツなど |
| オセアニア | オーストラリア、ニュージーランド |
このように多くの国が対象となっており、観光や短期の商用目的であれば事前の申請手続きは法的には求められません。しかし、これが「何もしなくていい」という意味ではない点に注意が必要です。
観光目的以外での注意点
この免除措置はあくまで観光や親族訪問、商用(短期)などの目的に限られます。もし韓国で報酬を得る活動や長期滞在を予定している場合は、免除期間中であっても適切なビザを取得しなければなりません。
私が過去に見聞きしたケースでは、アイドルのイベント出演や短期のモデル活動などでトラブルになることがありました。自分の渡航目的が免除の範囲内かどうか、出発前に必ず確認することをおすすめします。
電子入国申告書(e-Arrival Card)の義務化
K-ETAが免除される一方で、2026年1月1日から新たなデジタル手続きが義務化されました。それが「電子入国申告書(e-Arrival Card)」であり、これを知らずに渡航すると空港で思わぬ足止めを食らうことになります。
紙の入国カード廃止の影響
これまで機内で配られていた細長い紙の入国カードは、2026年をもって事実上廃止されました。現在はすべてデジタルデータでの管理に移行しており、到着してからの手書き記入は認められていません。
以前のように「機内でボールペンを借りて書けばいいや」という考えは通用しなくなっています。私が実際に空港で見た光景ですが、スマホでの登録ができずに困り果てている旅行者が入国審査場の脇に列を作っていました。
デジタル手続きの必須化
すべての渡航者は、韓国到着の72時間前から出発前までに、専用サイトで旅券情報や滞在先を登録する必要があります。登録が完了するとQRコードが発行され、これを入国審査官に提示する流れです。
| 項目 | e-Arrival Card(K-ETAなし) |
|---|---|
| 登録時期 | 到着の72時間前から |
| 費用 | 無料 |
| 頻度 | 渡航のたびに毎回必須 |
| 入力内容 | 便名、滞在先(道路名住所)、連絡先 |
スマホさえあれば誰でも行えますが、慣れていないと入力に手間取ることがあります。次項で解説しますが、この手間を省くための裏技こそがK-ETAなのです。
あえてK-ETAを取得する隠れたメリット

法的には不要なK-ETAですが、私は頻繁に韓国へ行く人ほど取得すべきだと考えています。その理由は、K-ETAが単なる認証システムを超えて「時間の節約ツール」として機能するようになったからです。
面倒な入国申告書(e-Arrival Card)が免除される
K-ETAを取得する最大のメリットは、前述したe-Arrival Cardの提出が完全に免除されることです。私が実際に体験して感動したのは、渡航前の準備が劇的に減ったことでした。
毎回の住所入力からの解放
e-Arrival Cardの登録で一番厄介なのが、韓国の「道路名住所」を正確に入力する作業です。ホテルの住所を英語かハングルで検索し、複雑な番地を指定しなければならず、これだけで15分以上かかることもあります。
K-ETAを持っていれば、この入力作業は一切必要ありません。K-ETA申請時に一度情報を登録してしまえば、あとは有効期限内であれば何回渡航しても、事前の手続きなしでそのまま飛行機に乗れます。
3年間の有効期限とコスパ
K-ETAの有効期限は3年間あり、その間は何度でも利用できます。申請費用は10,000ウォン(約1,100円)ですが、3年間で数回行くと考えれば、1回あたりのコストは微々たるものです。
| 比較 | K-ETAあり | K-ETAなし |
|---|---|---|
| 手続き頻度 | 3年に1回 | 毎回 |
| 渡航前作業 | なし(住所変更のみ推奨) | 必須(毎回入力) |
| ストレス | ほぼゼロ | 住所検索や通信環境の不安あり |
私が計算してみたところ、年に2回以上韓国に行くなら、手間賃として考えても十分に元が取れる投資だと言えます。毎回出発前に慌ててスマホを操作するストレスから解放されるのは大きな魅力です。
入国審査における信頼性とスピード
メリットは出発前だけではありません。韓国の空港に到着した後も、K-ETA保持者は「事前に身元確認が済んでいる安全な渡航者」として扱われます。
入国審査の迅速化
入国審査官のPC画面には、パスポートをスキャンした瞬間にK-ETA保持者であることが表示されます。私の体感ですが、K-ETAを持っているときは質問が少なく、審査がスムーズに進む傾向があります。
一方で、e-Arrival Card利用者は、入力した住所や便名にミスがあると、その場で確認を求められることがあります。特に住所の入力ミスは頻発しており、審査時間が長引く原因になりがちです。
自動出入国審査(SES)との連携
韓国の主要空港では、事前登録をした外国人が利用できる自動ゲート(SES)があります。2026年現在、このSESを利用するためには、事前にK-ETAかe-Arrival Cardの情報がシステムに連携されていることが前提です。
K-ETAを取得しておけば、データの連携が確実に行われています。私はいつもSESを利用していますが、有人カウンターの長い列を横目に、待ち時間ほぼゼロで入国できるのは何物にも代えがたい快適さです。
K-ETA申請の注意点とトラブル回避

ここまでメリットをお伝えしましたが、申請時には注意すべき落とし穴があります。私が過去に相談を受けた中でも特に多かったトラブルについて、回避方法をシェアします。
公式サイトと偽サイトの見分け方
K-ETAで検索すると、公式サイトによく似たデザインの代行サイトが多数表示されます。これらに引っかかると、正規料金の何倍もの手数料を取られてしまいます。
高額代行サイトの手口
悪質なサイトは「公式」や「申請センター」といった言葉を使い、検索結果の最上位に広告を出しています。入力画面も本物そっくりに作られていますが、最後に請求される金額が5,000円〜10,000円などと異常に高額です。
正しいドメインの確認方法
本物の公式サイトを見分ける唯一の方法は、URL(アドレス)を確認することです。韓国政府機関のウェブサイトは必ず末尾が「.go.kr」になっています。
- 公式: www.k-eta.go.kr
- 偽物: .com / .org / .net など
私が申請するときは、必ずURLバーを見て「go.kr」が入っているか指差し確認をしています。もし誤って高額サイトで決済してしまっても、返金されることは稀なので十分注意しましょう。
申請情報の修正と有効期限の管理
K-ETAは一度取得すれば3年間有効ですが、状況によっては再申請が必要になることがあります。せっかくのメリットを無駄にしないよう、維持管理のルールを知っておきましょう。
パスポート変更時の対応
パスポートを更新したり、紛失して再発行したりした場合、パスポート番号が変わります。この場合、以前のK-ETAは有効期限内であっても無効となり、新しいパスポート情報で再度申請し直さなければなりません。
滞在先情報の更新方法
引っ越しや結婚で名前が変わった場合などを除き、単に泊まるホテルが変わるだけであれば再申請は不要です。公式サイトの「K-ETA結果照会」ページから、滞在先住所や連絡先のみを無料で修正できます。
私は毎回、渡航の数日前にサイトにログインして、今回のホテルの情報に書き換えるようにしています。必須ではありませんが、入国時のトラブルを避けるためにやっておいて損はない作業です。
まとめ|旅のスタイルに合わせた賢い選択を
2026年の韓国旅行において、K-ETAは義務ではありませんが、快適さを買うための「ファストパス」のような存在です。あなたの旅のスタイルに合わせて、最適な選択をしてください。
K-ETAを取得すべき人
- 年に複数回韓国へ行くリピーター
- 出張などでスケジュールが過密なビジネスマン
- 渡航前の面倒な入力作業を省きたい人
- スマホ操作や英語・ハングルの住所入力が苦手な人
e-Arrival Card(無料)で十分な人
- 数年に一度しか韓国に行かない人
- 少しでも旅費を節約したい人
- スマホでの細かい入力作業が苦にならない人
私は迷わずK-ETAを取得して、浮いた時間と労力を現地の美味しい食事やショッピングに使っています。1,100円の投資で3年間の快適さが手に入るなら、これほどコストパフォーマンスの良い選択肢はありません。

